株式会社加地テック(以下、当社)は、国立大学法人東京大学(以下、東京大学)が南米チリ共和国アタカマ砂漠、標高5640mのチャナントール山頂で建設を進めている口径6.5mの大型赤外線望遠鏡(TAO望遠鏡)の主鏡、副鏡、第3鏡の支持機構の空力アクチュエータ用高圧空気圧縮設備を落札しました。
東京大学アタカマ天文台(TAO)は、チリ北部アタカマ砂漠にそびえる高峰、チャナントール山頂(標高5,640m)に位置する世界で最も標高の高い天文台です。TAO計画は、この山頂に世界最高水準となる口径6.5mの大型赤外線望遠鏡を建設し、天文学最大の謎である銀河の誕生や惑星の起源の解明を目指しています。山頂サイトは、晴天率が高く、非常に乾燥した場所で、大気中の水蒸気が少ないことから、宇宙からの赤外線が大気に吸収されずに観測できます。このため、TAO望遠鏡は従来、地上からは不可能とされていた波長域での観測を可能にして、観測天文学の新時代を切り開くと期待されています。
当社は、今後も東京大学が推進するTAO計画に貢献、取り組んでまいります。
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