スムーズな製造計画を管理する。
私たちが製造している圧縮機は、大小様々な多くの部品で構成されており、加地テックでは主要な部品は全て自社で生産しています。部品は設計に始まり、資材の調達、加工、仮溶接、本溶接といった工程を経て、ようやく一つの部品になります。そうやってできた数々の部品が組み上げられて、圧縮機が完成します。この一連の流れを計画し、工場を動かしていくのが私たち工程管理の仕事です。一つの部品の遅れで製造が止まってしまわないように、私たちが部門と部門の間に立ち、スムーズな部品の受け渡しをつくっていきます。
私は主に水素関連事業向け圧縮機を担当しており、新たに始まる製造の段取りを含めると数十台を同時に担当しています。水素関連の技術は日々進歩しており、現場は製造しながらその変化にも対応しています。毎日、考えることがいっぱいです。でも、私たちの仕事が未来の社会をつくっている。現場を止めるわけにはいかないんです。
目指せ「向上長」です。
加地テックに入社する前は、工作機械メーカーのメカニカルエンジニアをやっていました。入社してからは学ぶことばかりですが、前職で身につけた考え方や経験を活かすこともできています。「もっとこうしたらいいんじゃないか」と思うことがあれば、積極的に発言したり、行動に移すようにしています。その一つに、工程計画の改善プロジェクトがあります。オーダーメイド製品を手がけながらも、さらに製造効率を上げることを目指し、現場をヒアリングして回り、仮説を立てては検証を繰り返しています。少しずつ成果が出てきており、自分たちの工夫が成果に繋がることをとても面白く感じています。
現場同士をさらに連携させていくために、まずは私自身が色々な工程を経験して、各現場への理解をもっと深めたい。このプロジェクトを成功させ、ゆくゆくは加地テックを知り尽くし、チームの士気から、会社全体の向上までをリードする「向上長」になれたらと密かに思っています。