KAJIの力、地球のために。
加地テックは、1905年(明治38年)の創業以来、今年で118年目を迎える歴史ある企業です。繊維機械メーカーとして産声を上げ、現在は空気・各種ガス用の圧縮機を主力製品とし、様々な用途に使用される高圧・超高圧の圧縮機を国内外のお客様に提供しています。
これまでにCNG(圧縮天然ガス)車用や、PETボトル成形用、各種産業プラント向け、水素ステーション用など、高い技術力をベースとした多彩な製品を世に送り出してきました。2014年に商品化したFCV(燃料電池自動車)用水素ステーション向け超高圧圧縮機は、2023年5月現在で累計52カ所の水素ステーションに納入するなど、水素ステーション用圧縮機メーカーとして国内トップを走っています。
今後のカーボンニュートラル社会の本格的な到来に向け、水素ステーション用圧縮機のさらなる開発コストの削減、ランニングコスト低減に向けた改良、トラック・バスなどの大型車両のFCV化に向けた大型圧縮機の開発を進めています。さらには今後大きな広がりが期待できる水電解装置などの水素製造・供給設備に必要となる水素サプライチェーン向け圧縮機の開発も進行しています。またアンモニアや合成燃料(e-fuel)、CCUS(CO2の分離・回収・貯留・利用技術)などの実用化が目指されているなか、当社の超高圧技術はこれらの実用化にも活用できるものと考えています。今後のマーケットの動向を見据え、タイムリーに新製品・サービスを投入することで、お客様のご要望に応え、社会課題の解決に貢献してまいります。
私たちは、当社の企業活動が地球環境の改善など、社会に貢献していることに誇りを持ち、透明性の高い経営を進め、安定した業績を維持しながら、時代の最先端に果敢に挑んでまいります。
- 代表取締役社長
- 松岡 克憲