2017年11月14日
国際間水素サプライチェーン実証プロジェクト向け圧縮機を受注
国際間水素サプライチェーン実証プロジェクト向け圧縮機を受注

 株式会社加地テック(以下、当社)は、この度国際間水素供給実証プロジェクトにおいてブルネイ・ダルサラーム国(以下、ブルネイ)に建設が計画されている水素化プラント向け往復動圧縮機1台を受注しました。

 このプロジェクトは、千代田化工建設株式会社と三菱商事株式会社、三井物産株式会社、日本郵船株式会社の4社が設立した次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)が事業主体となり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」の助成を受け「有機ケミカルハイドライド法による未利用エネルギー由来水素サプライチェーン実証」事業として実施されます。

 同プロジェクトでは、2020年にブルネイで調達した水素を、有機ケミカルハイドライド法により常温・常圧下で液体となるメチルシクロヘキサン(MCH)の形で日本へ海上輸送し、川崎市臨海部で水素を取り出して需要家に供給する国際間の実証として一年間の稼働を予定しており、最大210t(燃料電池自動車フル充電約4万台分)の水素が供給される計画です。

 今回納入する機器は、ブルネイの水素化プラントにて使用されるリサイクルガス圧縮機であり、千代田化工建設株式会社が同社の子安オフィス・リサーチパークに建設し、2013年から有機ケミカルハイドライド法の試験を行ったデモプラントへの当社の納入実績・品質が高く評価され受注に至りました。

 同プロジェクトでは、今回の水素化プラントに続き、上記川崎市内に脱水素プラント(MCHから水素を取り出すプラント)の建設が計画されています。当社は今回の受注を機に、同種プラントへの営業活動は勿論のこと、世界各国で計画されている水素関連プロジェクト向けに更なる拡販を目指してまいります。

■お問い合わせ先
株式会社加地テック 営業部 東京営業二課 遠藤、松村
電話 03-3232-2651
国際間水素サプライチェーン実証プロジェクト向け圧縮機を受注

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