KAJIの力、地球のために
加地テックは、1905年(明治38年)の創業以来、今年で119年目を迎える歴史ある企業です。繊維機械メーカーとして産声を上げ、現在は空気・各種ガス用の圧縮機を主力製品とし、様々な用途に使用される高圧・超高圧の圧縮機を国内外のお客様に提供しています。
これまでにCNG(圧縮天然ガス)車用や、PETボトル成形用、各種産業プラント向け、水素ステーション用など、高い技術力をベースとした多彩な製品を世に送り出してきました。2014年に商品化したFCV(燃料電池自動車)用水素ステーション向け超高圧圧縮機では、2024年9月現在で累計60カ所の水素ステーションに納入するなど、水素ステーション用圧縮機メーカーとして国内トップを走っています。
水素ステーション需要は次のステージに突入したことで、バスや、トラックといった大型商用車用水素ステーションの引き合いが活発になってきており、今後は乗用車から商用車へと徐々にシフトしていくものと考えられます。そのため当社では、水素ステーションのランニングコスト低減に向けた改良・開発に加え、大型車両のFCV化に向けた圧縮機の大型化開発に注力しています。また、今後大きな広がりが期待出来る水素サプライチェーン向けの圧縮機開発も進めています。
更にはグリーンアンモニア合成、合成燃料(e-fuel)、メタネーション、水素エンジン、CCUS(CO2の分離・回収・貯留・利用技術)など、カーボンニュートラル社会を目指した様々な取り組みや開発が多方面で行われており、それらの引き合いが当社にも数多く到来している状況です。当社の超高圧技術はこれらの実用化にも活用できるものと考えており、今後のマーケット動向に注力しながらタイムリーに新製品・新サービスを投入することで、お客様のご要望に応え社会課題の解決に貢献してまいります。
私たちは、当社の企業活動が地球環境の改善など、社会に貢献していることに誇りを持ち、透明性の高い経営を進め、安定した業績を維持しながら、時代の最先端に果敢に挑んでまいります。
- 代表取締役社長
- 松岡 克憲