2014年7月10日
燃料電池自動車の普及に向けた水素ステーション用 新型水素圧縮機の受注
燃料電池自動車の普及に向けた水素ステーション用 新型水素圧縮機の受注

 株式会社加地テック(代表取締役社長 砥上 剛)は、愛知県日進市にある日進エコ・ステーション内にて東邦ガス株式会社が建設する「日進水素ステーション(仮称)」向けに水素圧縮機を受注しました。

 燃料電池自動車の本格普及に向けて、燃料水素を充填する水素ステーションの整備が日本政府の成長戦略にも組み入れられ進められております。2013年より商業用ステーションの本格的な建設が開始され、2015年までに全国で100ヶ所程度のステーションが整備される計画です。

 当社は2001年より水素ステーション向け圧縮機の研究開発を重ね、これまでにも110MPaの超高圧試験設備を始め、国内で建設された実験・実証用水素ステーションに製品を納入してきました。

 今般受注した「ノンリーク型オイルフリー水素圧縮機」は、主軸部に水素ガスを持ち込まない「水素脆化対応構造」で、次のような特長を持ち、コンパクト化と長寿命化を実現しています。

  •  ・圧縮水素ガスに潤滑油が混入せず、燃料電池車へのトラブルの心配がない
  •  ・コンパクトで軽量・低騒音(設置スペースは当社従来機比30%減)
  •  ・要素部品は当社製品、付帯機器類は国産品で迅速なメンテナンスの対応が可能
  •  ・吐出圧力82MPaの超高圧圧縮機ながら耐久性が高い

 当社は2013年にも2ヶ所の商業用水素ステーション向けに同型の圧縮機を受注しており今回は3基目の受注となります。 今後も水素ステーション向けの受注を拡大すべく更なるコンパクト化やパッケージ型などの製品改良に取り組みます。 また水素の製造・貯蔵から運搬に至るまでの様々な過程で必要とされる水素圧縮機の開発を重ね、水素社会の実現に向けた貢献を目指して参ります。

燃料電池自動車の普及に向けた水素ステーション用 新型水素圧縮機の受注

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